現在プロゴルファーのランキングには、「世界ランキング」「FedEx Cupポイントランキング」「獲得賞金ランキング」があります。
ただし、世界的には「獲得賞金ランキング」はあまり意味をなさないものになってきていますので、ここでは「世界ランキング」と「FedEx Cupポイントランキング」についてご説明していきます。
まずゴルフの世界ランキングですが、これは過去「2年間」のトーナメントで獲得したポイントを、出場試合数(ただし、40試合以下の場合は「40」、56試合以上の場合は「56」)で割り算する平均点方式となっています。。メジャー大会のポイントは最も高く(優勝で100pt)、さらにアメリカPGAツアー → 欧州ツアー → 日本ツアーなどの順で獲得ポイントが少なくなります。
次に「FedEx Cupポイントランキング」ですが、「FedEx Cup」は米男子PGAツアーのシリーズトーナメントの名称です。つまり「FedEx Cupポイント」は米PGAを主戦場とするプロのためのポイントで、欧州やアジアなどのツアーは加味されません。
さらに「FedEx Cup」では、ポイントランキング上位125名が、現在松山英樹選手も参戦している「フェデックスカップ・プレーオフ」に進みます。シリーズは4大会で構成され、成績の下位の選手を段階的にカットアウト、上位の選手が次の大会へ進んでいき、最終戦のツアー選手権で年間チャンピオンが決定されます。
またプレーオフ優勝のポイントは2,000のためここでの逆転の可能性もありますが、ツアー選手権の優勝者がプレーオフシリーズ総合優勝者とは限らないのも面白いところです。