クラブヘッドの「素材」

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grindworks グラインドワークス軟鉄アイアンシリーズ

 まずはゴルフクラブ、特にアイアンを選ぶ際に一番耳にする「軟鉄」について。

 一口に「軟鉄」と言っても実はいくつも種類があります。これは一般的には「S25C」や「S20C」といったように、「S**C」といった表記をされます。この「**」の数字は「炭素含有率」であり、例えば「S25C」であれば鉄(Steel)に炭素(Carbon)が0.25%含まれていることを表しています。

 炭素含有率が少ないほど素材としては柔らかくなるため、「S25C」よりは「S20C」、「S20C」よりは「S15C」が打感が柔らかいとされています。

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saqra INB-UTi ステンレス製中空アイアン型ユーティリティ

 次にステンレスですが、これは「SUS630」や「SUS304」といったように、「SUS***」と表記されます。ステンレスも主成分は鉄であり、鉄が50%以上+クロム10.5%以上+その他で構成され、構成比により名前(数字)が変わってきます。

 「ステンレスは硬い」とよく言われますが、例えばSUS304は比較的柔らかく、ライ角なども調整することが出来る素材となっています。

 ちなみにステンレスの名前は「Stainless(錆びない)」から来ていますが、実際は素材中のクロムが酸化する事で皮膜ができ、その皮膜が酸化を防いでいるため、既に「錆びている」とも言えます。

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話題沸騰中のRODDIO(ロッディオ)ハイブリッドユーティリティ!

 最後にチタン合金について。チタンは「軽い」「強い」「錆びない」と3拍子揃ったとても優秀な素材です。鋼鉄よりも高い強度を持ち、質量は鋼鉄の約55%と非常に軽いため、ドライバーをはじめとしたウッド系やアイアンのフェイス素材にもよく使用されています。

 ゴルフクラブには基本的に合金として使用され、6-4チタンとベータチタンと呼ばれる2種類がよく使用されています。6-4チタンは、6%のアルミ(Al)と 4%のバナジウム(Va)で構成され、ベータチタンは(15% Va, 3% Cr, 3% Al, 3% Ni)という構成になっており、ベータチタンは鍛造クラブを製造する際にも使用されています。